こんにちは、現役配達員のeveryです。
近年、新築の戸建てやリフォームされたお宅を中心に、「住所プレート(住居番号表示板)」や「表札」を掲示しない家が増えています。
住む側としては防犯面の不安から「あまり個人情報を外に晒したくない」と考えるのは当然です。
しかし、日々荷物を届ける配達員の視点から言うと、実は「目印が全くない家」は誤配のリスクが高まり、配達が遅れがちになる原因になってしまいます。
本記事では、住所プレートの義務の有無や防犯上のデメリットを整理しつつ、「防犯性を維持しながら、配達員にはしっかり伝わる」現役配達員絶賛のベストな設置場所をランキング形式でご紹介します!
配達員が困惑する「表札・住所プレートなし」問題
さきほど申し上げたとおり、住所プレートや表札をまったく掲示しない場合、宅配便が別のお宅に届いたり(誤配)、指定の日時までに届かなかったり(遅配)することが増えます。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

ある区域の配達を担当するのは、毎回同じ配達員ではありません。
配達員にも休みは必要ですから、その間は別の配達員がローテーションでカバーすることになります。
つまり、その区域にあまり慣れていない配達員が配達することも、現実にはよくあることです。
一方で、我々配達員は慣れていない地域でも配達できるようにするため、特定の地図サービスをベースにした、各社独自の配達アプリを使用しています。
ところが、ベースとなる地図サービスは地域によって情報更新の頻度に差があり、新しい家屋の情報が地図に載るのには数か月、あるいはそれ以上の時間がかかることもよくあります。
地図に載っていないお宅の情報はデジタルに共有するのが難しいので、「配達員Aは把握していも配達員Bは把握していない」などというバラつきが出てきます。
そうすると誤配や遅配になる確率が高くなってしまうんですね。
住所プレート(住居番号表示板)の表示は義務?防犯上のリスクと宅配での懸念とは
住所プレートの表示は義務ではない?
結論から言うと、一般的な一戸建てにおいて住所プレート(住居番号表示板)の掲示は法律上の強制義務ではありません。(※一部の自治体の条例で努力義務とされている場合はありますが、罰則などはありません)。

そのため、外観のデザイン性やプライバシーを優先して外してしまう方が増えているのが現状です。
施主が感じる防犯上のデメリット
住所や名前を大々的にアピールすることに対して、以下のような不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
- 空き巣や訪問販売の「下見」に利用されるのではないか
- ストーカーや不審者に住所を特定されやすくなるのではないか

確かに、通りかかる誰からでも一目でわかるような大々的な表示は、防犯上のリスク(デメリット)に繋がる可能性があります。
表札もプレートもなければプロの配達員でも新築宅を確定できない
しかし、住所プレートも表札も一切ないとなると、配達員は現場で非常に困惑します。
「え?郵便局や大手の配送業者なら、新築の家なんて自動的にわかるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

あなたが建てる家の場所を知っているのは、最初はあなた自身と①不動産業者だけです。
それから建築許可を出す②市区町村や、③建築関連の業者④電気工事・ガス工事の会社・・・といった感じで工事に必要な業者間に伝わるはずです。
ほぼ完成を迎えてようやく「転居・転送サービス」で⑤郵便局があなたの引っ越し先を知り、あなたがネットでポストを注文したりWi-Fiのルータを通信業者に頼んだりすると、はじめて我々⑥宅配業者があなたが引っ越したことを知ります。
もちろんそれも、文字データとしての「住所番地」がわかるだけで、GPS上の位置情報などまったくわかりません。
「個人情報保護法」が施行されているされている現在、個人のお宅の住所や位置を共有するためには、業者間で慎重な取り扱いが必要になっているのです。
配達員の本音:表札もプレートもないと「誤配」や「遅配」の原因に
では住所プレートも表札も一切ない場合、どのような事態が起こるのでしょうか?

- 新築の場所特定が極めて困難(地図アプリにデータが載っていないため)
- 隣の家や同姓の別宅との判別がつかない
- 誤配を絶対に防ぎたい配達員にとって、留守などで確認が取れない家は「本当にここで合っているのか?>>>確証がないから持ち帰ろう」と安全策をとることになります。
- その結果、指定の配達時間に間に合わなかったり、翌日に持ち越したりすることが他のお宅よりも多くなります。
- 配達のトラブルが起こったときに迷惑するのは、荷物が届かなかったあなただけではありません。「宛先を確認せずに開封してしまった」「荷物を探しにくる配達員への対応が必要になる」など、間違って荷物の届いたお宅も【迷惑】に巻き込まれるのです。
💡ここがポイント :表札も住所プレート(住居番号表示板)もまったく掲示しないことに法的な問題はありません。しかし誤配や遅配が増え、さらには近隣のお宅にご負担やご迷惑をかける可能性があります。
さて、このような現状の中で「防犯」と「スムーズな配達」を両立させるにはどうすればよいのでしょうか?
現役配達員が唸った!防犯と実用性を両立する住所プレート設置場所ランキング
遠く(道路)からは見えにくく、「荷物を届けに来た人だけが自然に確認できる場所」に貼るのがスマートな解決策です。
以下、配達員が現場で見て「これは素晴らしい!」と感動したアイデアをランキングで紹介しますね!
【第3位】郵便ポストの側面
通りを歩いている人からはわりと見えづらいのが「壁面ポストの側面」です。
配達員が郵便物を投函しようと近づいたときにだけ、ひっそりと住所番号が確認できるため、プライバシーを守りつつ誤配を確実に防げます。

ただしポストの位置が高い場合、敷地外からまったく見えないわけではありません。
その場合は既成の住所プレートではなく、ちょっと手間ですがラベルライターなどでごく小さな住居番号表示を作り、側面に貼っておくとよいでしょう。
「近づかないと見えない」文字の大きさにするのがポイントです。
【第2位】宅配ボックスの側面
置き配や非対面での受け取りが増えた現代、宅配ボックスの側面も絶好のスポットです。
ボックス側面(通りから正面にならない場所)の低い位置に既成の住所プレートを貼ることで、敷地外からの視線をはずしながら、配達員にはしっかり「ここに届けて正解」というサインを送ることができます。

ただし投入口と離れた位置なので、配達員でも気付きづらいという場合があります。
宅配ボックスをまだ決めていない方はこちらを必見!
【現役配達員が直伝】宅配ボックスのおすすめを10タイプから厳選→徹底解説!
【第1位】郵便ポストや宅配ボックスの「上面(天板)」
現場の配達員が最も「賢い!」と唸ったのが、ポストや宅配ボックスの「上面(上側の平らな部分)」に貼る方法です。

- 遠目(周囲の道路)からはほぼプレートの数字が見えない
- 配達員が荷物を入れようと覗き込んだときにだけ、確実に目に入る
- 覗き込むということは、その位置に設置された「防犯カメラ」があれば、訪問者の顔がしっかりと映る
壁面の郵便ポストが肩の高さあたりにあるのであれば、プレートをそのまま上面に貼っても敷地外からはまず見えません。

しかし郵便ポストがお腹あたりの低い位置であったり、宅配ボックスの場合などは天板も低い位置になりますので、敷地外から見える場合も出てきます。
こんなときは「ポストの側面」のときと同様、ちょっと手間ですが手製でごく小さな住居番号表示を作り、天板に貼っておくとよいでしょう。
防犯性をさらに高める!「カメラの配置」と「住所プレート」の連動テクニック
そんなわけで、住所プレートの設置場所を検討する際は、ぜひ防犯カメラの位置もセットで考えてみてください。
💡ここがポイント ポストや宅配ボックスの上面・側面にプレートを貼る場合、「そのプレートを確認しようと近づいた人の顔」が正面から映る位置に防犯カメラを設置するのがベストです。

悪質な空き巣の下見や不審者が住所を確認しようと近づけば、必ずカメラの画角に収まります。「情報を確認しておきたい」という心理を逆手に取り、「住所を確認しに来た人を確実に記録する」という設計にすることで、これ以上ない強力な防犯対策になります。
ソーラー防犯カメラなら本体とソーラーパネルは一体型?分離型?
設置場所の近くに電源があれば防犯カメラの位置は調整しやすいので大きな問題はありません。
しかし防犯カメラの電源が付近で確保できない場合、ソーラー電源のカメラを選ぶ方も多いかと思います。
このとき、先ほど提案させていただいた「住所を確認しに来た人を確実に記録する」ことができるカメラの位置が、日照も十分に確保できる場所なのであれば「カメラとソーラーパネルが一体のタイプ」の方が、取り付け作業も一度で済みます。
しかしそうでない場合には「ソーラーパネルは日向に」「カメラ本体はプレートを覗く人が撮れる位置に」と、それぞれのメリットが発揮できる位置に分離する必要が出てきます。

つまり「カメラとソーラーパネルが分離できるタイプ」を選ぶ方が得策でしょう。
ネットで商品を検索する前に、ぜひ一度ご自宅のプレート位置とカメラ位置の関係、そして日照との兼ね合いを確認してみてくださいね!
まとめ:隠しつつ見せる「賢いプレート掲示」でストレスフリーな宅配ライフを
住所プレートや表札を出さない選択は防犯の一手になりますが、一方で荷物の遅延や誤配とそれにともなう近隣への迷惑という別のリスクを生んでしまいます。
今回ご紹介したように、「ポストや宅配ボックスの上面・側面」を上手に活用すれば、プライバシーを守りながら配達員を助け、さらには防犯カメラの効果を最大化することができます。
これから新築を建てる方や、現在の防犯・宅配環境を見直したい方は、ぜひこの「情報を隠しつつ見せる」テクニックを取り入れてみてくださいね!
最後までお読みいただき、まことにありがとうございました!


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