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おしゃれな機能門柱で後悔?配達員が明かす【難アリ】なインターホン位置

問題提起や提案

「せっかくの注文住宅の外構だから、すっきりとおしゃれに仕上げたい!」

そう考えて、スタイリッシュな「機能門柱」や「インターホンスタンド」を検討されている方はとても多いのではないでしょうか。

ポールが1本立つだけで、お家のファサードが一気にモダンで高級感のある雰囲気に仕上がりますよね。

しかし、デザイン性だけで選んでしまうと、住み始めてから「機能門柱 後悔」という事態に陥ってしまうリスクが潜んでいます。

インターフォンスタンド

実は、ここ最近のトレンドである「屋根のない門柱」に対して、天候が荒れた日の配達の現場から「実は、配達員がかなり困っている…」という切実な本音が漏れ聞こえているのです。

この記事では、プロの配達員だからこそ気づいた「施主様も配達員も幸せになれるインターホンの配置と解決策」を分かりやすく解説します。

後悔しないマイホームづくりのために、ぜひ最後までチェックしてください!

配達員の本音:なぜ庇(ひさし)のないインターホンは辛いのか?

最近の戸建て住宅の外構では、ポスト、宅配ボックス、インターホンが一体となった「機能門柱(機能ポール)」や、インターホンだけを独立させた「インターホンスタンド(支柱)」が主流になっています。

便利な?機能門柱

しかしスマートで美しい街並みをつくる一方で、悪天候時の現場は想像以上に過酷です。

現代社会の盲点。雨の日に人間が取れる選択肢は3つしかない!

AIやスマートセンサーがこれだけ一般家庭に普及した現代。

しかし、いまだに「雨の中で動く人間」には、次の3つの原始的な選択肢しか残されていません。

  1. 傘をさす
  2. 合羽(レインコート)を着る
  3. 雨宿りをする
シカと人間の雨宿り

日本には、あの有名な奈良のシカが人間と一緒に並んで平和に雨宿りをするような、世界でも稀に見る「お互いを思いやる美しい文化」があります。

それなのに、毎日我が家に大切な荷物を運んでくれる配達員さんは、この現代社会で「雨に対するすべての選択肢を奪われ、詰んでいる」のをご存知でしょうか?

配達員の優先順位と「選択肢ゼロ」の絶望

配達員の最優先ミッション(使命)を順に並べると、以下のようになります

  • ① お客様の大切な荷物を、完全な形(破損・汚損・水濡れなし)でお渡しすること
  • ② ご希望の時間帯通りに、1分1秒を惜しんでお届けすること
  • ③ その他、お客様に不快な思いをさせない形で丁寧に対応すること
配達員の3つのミッション

120サイズを超えるような大きなお荷物や複数のお荷物を運ぶ際、配達員は「両手でしっかり荷物を持つこと」が基本です。

そのため、片手で巨大な段ボールを抱え、もう片方の手で傘をさす……というのは物理的に不可能なため、①「傘をさす」という選択肢は選べません。

雨の日の配達は手元が満員

じゃあ合羽を着ればいいかというと、合羽は自分の体は守れても、抱えている「お客様の荷物」を雨から守ることはできません。

そのため、②「合羽を着る」だけでは不十分なのです。

ずぶ濡れでインターフォンを押す配達員

そして、お家が「屋根のないおしゃれな機能門柱」だった場合、インターホンを鳴らしてから家人が画面越しに応答し、玄関を開けてくれるまでの間、配達員は激しい雨や雪、強風を遮るものが一切ありません。

つまり、③「雨宿りをする」という最後の砦すら、奪われてしまっているのです。

施主側のメリットと、見落としがちな「新・3大デメリット」

もちろん、施主様が機能門柱やインターホンスタンドを採用するのには、非常に魅力的な理由(メリット)があります

  • 抜群の見栄えと高級感: インターホンの配線を地中に埋設してスッキリ見せるため、生活感を隠した美しいエントランスが完成します。
  • 防犯面の安心感: 敷地境界で応対ができるため、見知らぬ訪問者を玄関前(ドア横)まで入れさせないという心理的境界線を作ることができます。
インターフォンが遠いと安心

しかし、そこには裏返しのデメリット=外構 失敗談へとつながる恐ろしい罠が存在します。

特に最近トレンドの「宅配ボックス内蔵型」の門柱を検討している方は、次の盲点を絶対に知っておく必要があります。

デメリット①:入れる瞬間に「確定」するお荷物の水濡れ

敷地境界でインターホンを押すということは、実は【インターホン 位置 失敗】の典型例にもなる場合があります。

「防水仕様の宅配ボックスだから、雨の日でも安心!」と思っていませんか?ここに大きな落とし穴があります。

屋根のない機能門柱の場合、配達員は激しい雨の中で宅配ボックスを開け、荷物を入れ、暗証番号を設定して受領印を押す……という一連の手続きを、傘もささずに行います。

ずぶ濡れで宅配ボックスを開ける配達員

作業している数十秒間、宅配ボックスの『口』は雨ざらしで開きっぱなしになります。ボックス自体の性能がどれだけ防水でも、荷物を入れるその瞬間に、上からの雨でボックスの内部も、あなたの大切なお荷物もずぶ濡れになってしまうのです。

そしてその荷物が宅内に運び込まれれば、当然ながらその水滴は、ときには玄関や玄関内にある靴の中にまで・・・

雨の日にそこで配達員がずぶ濡れになれば、当然、抱えているお荷物も雨にさらされます。

私が言うのも何ですが、我々配達員をずぶ濡れにしないことが、実は「自分たちの大切な荷物とマイホームを守ること」に直結しているのです。

デメリット②:【夏の恐怖】猛暑日のリスクと「サウナ状態」のボックス

近年の地球温暖化に伴い、配送業界では「熱中症対策として、猛暑日の昼間は郵便配達などの屋外活動を一時休止・制限する」という方針が本格的に検討・導入されるほど、夏の暑さは命に関わる深刻な問題になっています。

日照りの中、インターフォンの返答を待つ配達員

直射日光を遮る「ひさし」が一切ない機能門柱は、夏場は一日中、強烈な紫外線と熱に晒されます。

するとその中に組み込まれた金属製や樹脂製の宅配ボックスの内部は、断熱性能によっては「地獄のサウナ状態」になる恐れさえあります。

ボックスに投入されたあなたの大切な荷物(精密機器、化粧品、サプリメント、食品など)が熱でドロドロに溶けたり故障したりするリスクが高くなるとしたら・・・?

実は、宅配ボックスこそ、直射日光の当たらない「日陰(軒下)」に設置すべきなのです。

デメリット③:【罪悪感】厳しい天候の中、門の前にたたずむ人を見るたび・・・

そしてもしあなたが、困っている人を見て放っておけない心優しい人だった場合・・・

つまり、雨の中・雪の中・日照りの中で、あなたがインターホンに出てくれるのを待つ人を目にするたびに、あなたはこんなふうに思うことになるでしょう。

罪悪感にかられる施主さん

「ああ、あんなにずぶ濡れになって・・・屋根のある玄関先にインターホンを設置するべきだった」

「見た目の高級感や自分たちの安心感にばかりに目が行って、ウチに来てくれる人の不便なんか、ちっとも考えていなかった」

これで解決!ハウスメーカーに今すぐ提案したい2つの新発想

「防犯性やデザイン性は妥協したくない、でも荷物も配達員さんも訪問者も守りたい!」 そんな理想のマイホームを叶えるために、設計や外構の打ち合わせ時にハウスメーカーや設計士へ提案すべき2つの具体的な解決策をご紹介します。

提案①:『屋根・ひさし付きの機能門柱』を特注・選定する

道路側にインターホンを配置する防犯性をキープしたまま、雨を完全にシャットアウトする外構アイデアです。

屋根付きの機能門柱

上の画像のように、機能門柱そのものの上部にしっかりと前出しされた「屋根(ひさし)」を設ける設計です。

これなら、雨の日に配達員が両手で荷物を抱えていても、濡れずにサインや応答を待つことができます。

外観のアクセントとして、スタイリッシュで高級感を出すことも可能です。

既製品で対応できない場合は、外構業者にオリジナルで造作できないか相談してみましょう。

提案②:『セパレート玄関(多機能インナーアプローチ)』を設計する

間取りの段階からアプローチできる、スマートな解決策として配達員everyが提案するのが「セパレート玄関」です。

セパレート玄関

上の画像のように、建物の外壁(玄関の奥まった部分)を2つにセパレートし、一方を「玄関ドア」、もう一方を「訪問者待機・置き配スペース」として完全に独立させる間取り提案です。

この独立したスペースは、深い軒下になるため以下の3つの重要な機能を同時に果たします。

  • A. 宅配便の置き配スペース:宅配ボックスも設置でき、雨や雪・直射日光から大切な荷物を守ります
  • B. インターホンの設置場所:壁面に設置されるため、雨の日でも訪問者が傘なしで問題なくインターフォンにタッチできます。
  • C. 訪問者の待機・鉢合わせ防止場所:玄関ドアの手前にワンクッション挟む空間となるため、家人がドアを開けた瞬間に訪問者と至近距離で鉢合わせするのを防ぎ、プライバシーとセキュリティを同時に向上させます。
雨の日でも施主が安心・配達にフレンドリーなセパレート玄関

まとめ:ちょっとした配慮が「最高のマイホーム」をつくる

注文住宅の計画中は、どうしても家自体の間取りや内装に目を奪われがちです。

しかし、「雨の日に荷物を届けてくれる人がどう動くか」という視点を少しプラスするだけで、見た目が美しいだけでなく、住み始めてからの満足度が劇的に違う「本当の良質な家」が完成します。

これから外構や間取りを確定させる方は、ぜひ今回ご紹介したイメージ画像をハウスメーカーの担当者に提示し、「雨の日でも濡れないインターホン配置にしたい」と相談してみてください。

その小さな思いやりが、あなたの新居に毎日届く荷物と、関わるすべての人を幸せにするはずです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

この記事を書いた人
every

現役で宅配便の配達員をやっているeveryです。
相棒はスズキのH26年型エブリイ。
配達員の実践経験にもとづいて、スムーズな荷物の受け取り方法を提案しています。

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