宅配ボックスのカギはどれが使いやすいの?メリットやデメリットは?

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こんにちは、配達員のeveryです。

あなたが「宅配ボックスを買おうかな?」と考えたとき、検索してみると本体にはさまざまなタイプがあることにすぐ気付くと思います。

そして似たような本体のタイプの一群をさらに比べてみると、さらにカギの様子がちがっていることにも気づくのではないでしょうか。

そして「え?どのタイプのカギがいいんだろう?」「っていうか、これらのカギはいったい何がちがうの?」と迷う方も大勢いらっしゃるかと思います。

そこでこのページでは、宅配ボックスについている「カギ(錠前)」について徹底調査し、現役配達員の視点もまじえてその「メリット」と「デメリット」を解説してみました。

このページを読めば、あなたの現状に見合ったカギのタイプを選ぶことが楽になりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!

カギを機能別にいくつかのタイプに分けてみました

【施錠の方法】●
【開錠の方法】■
【タイプ名】
◎基本スペック
★実装されている宅配ボックスのタイプ
【メリット】
デメリット

【施錠】
●物理カギは不要施錠に
【開錠】
■開錠に物理カギは常に必要
【物理カギ式南京錠】
◎錠前とボックス本体は別

★袋タイプやソフトボックスのタイプ、上開きストッカータイプのカギはほとんどこれ
【メリット】
◆紛失・故障の際も交換品の入手が簡単
デメリット
▲錠前本体の紛失の可能性もある
▲キーを紛失すると開けられなくなる
▲宅配ボックスの中に錠前を保管していると配達員に見逃されることがある
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは決まっている
【固定ナンバー式南京錠】
◎錠前とボックス本体とは別

★袋タイプの一部に実装されている
【メリット】
◆紛失・故障の際も交換品の入手が簡単
デメリット
▲錠前本体の紛失の可能性もある
▲開錠ナンバーが流出する可能性がある
▲開錠ナンバーを忘れると開けられない
▲宅配ボックスの中に錠前を保管していると配達員に見逃されることがある

【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは変更が可能
【可変ナンバー式南京錠】
◎錠前とボックス本体とは別
★実装機は未確認
【メリット】
◆紛失・故障の際も交換品の入手がわりと簡単
開錠ナンバーが流出する可能性は低い
デメリット
▲錠前本体の紛失の可能性もある
▲開錠ナンバーを忘れると開けられない
▲宅配ボックスの中に錠前を保管していると配達員に見逃されることがある

【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは変更できるものとできないものがある
【プッシュボタン式南京錠】
◎錠前とボックス本体とは別
★実装機は未確認
【メリット】
◆紛失・故障の際も交換品の入手がわりと簡単
◆開錠ナンバーが変更できるものはナンバーが流出する可能性は低い
デメリット
▲錠前本体の紛失の可能性もある
▲開錠ナンバーを忘れると開けられない
▲宅配ボックスの中に錠前を保管していると配達員に見逃されることがある

【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠に物理カギは常に必要
【プッシュ式シリンダー錠】
◎錠前はボックス本体と一体
★前開きタイプの宅配ボックスの多くに実装
★上開きベンチタイプにも多い
【メリット】
◆施錠がワンタッチで最も楽
デメリット
▲キーを紛失すると開かなくなる
キー紛失で錠前の交換が必要になったときの負担がやや大きい

【施錠】
●施錠に物理カギは常に必要【開錠】
■開錠に物理カギは常に必要
ハンドル式シリンダー錠
◎錠前はボックス本体と一体

★前開きタイプの一部に実装されている
★宅配ボックスよりもポストに多く実装されている
【メリット】
◆開閉操作はしやすい
デメリット
▲キーを紛失すると開かなくなる
▲キー紛失で錠前の交換が必要になったときの負担がやや大きい

【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは決まっている
【ダイヤル式ナンバー錠(1)】
◎錠前はボックス本体と一体

★前開きタイプのごく一部に実装
★宅配ボックスよりもポストに多く実装されている
【メリット】
◆キーの紛失に困ることはない
デメリット
開錠ナンバーを忘れると開けられないキーを紛失すると開かなくなる
▲錠前の交換が必要になったときの負担がやや大きい
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは決まっている
【ダイヤル式ナンバー錠(2)】
◎錠前はボックス本体と一体
★前開きタイプの一部に実装
【メリット】
◆キーの紛失に困ることはない
デメリット
開錠ナンバーを忘れると開けられない
▲錠前の交換が必要になったときの負担がやや大きい

【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠の物理カギはない
■開錠のナンバーは変更が可能
【ダイヤル式ナンバー錠(3)】
●錠前はボックス本体と一体
★市販機での実装は未確認
★古いレオパレスのドアの宅配ボックスはこのタイプ
【メリット】
キーの紛失に困ることはない
◆開錠ナンバーが流出する可能性は高くない
デメリット
開錠ナンバーを忘れると開けられない
▲錠前の交換が必要になったときの負担が大きい
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
●ゼロリセット機能つき
【開錠】
■開錠に物理カギは不要
■開錠のナンバーは変更が可能
■物理カギでの開錠も可能
【ダイヤル式ナンバー錠(4)】
◎錠前はボックス本体と一体
★前開きタイプの新鋭機に多く実装されている
【メリット】
◆開錠ナンバーが流出する可能性は低い
◆開錠ナンバーを忘れたときも物理カギで開錠が可能
デメリット
▲物理カギの紛失
▲錠前の交換が必要になったときの負担が大きい
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
【開錠】
■開錠に物理カギは不要
■開錠のナンバーは変更が可能
■物理カギでの開錠も可能
【プッシュボタン式ナンバー錠】
◎錠前はボックス本体と一体
★集合住宅用のロッカー型宅配ボックスに多く実装
★個人用の市販機での実装は未確認
【メリット】
◆開錠ナンバーが流出する可能性は低い
◆開錠ナンバーを忘れたときも物理カギで開錠が可能
デメリット
▲物理カギの紛失
▲錠前の交換が必要になったときの負担が大きい
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
●電源は乾電池
【開錠】
■開錠に物理カギは不要
■開錠のナンバーは変更が可能
■物理カギでの開錠も可能
【デジタルボタン式ナンバー錠】
◎錠前はボックス本体と一体
★前開きタイプの最新鋭機への実装が多い
★前開きビルトインタイプの高級機ではタッチパネル方式もあり
【メリット】
◆開錠ナンバーが流出する可能性は低い
◆開錠ナンバーを忘れたときも物理カギで開錠が可能

◆暗い場所での操作時に点灯するモデルもある
【デメリット】
▲物理カギの紛失

▲電池切れの際には物理カギが必要
▲錠前の交換が必要になったときの負担が大きい
【施錠】
●施錠に物理カギは不要
(たいていは扉内外にあるレバーを動かしてドアを締めて施錠完了する形式)
【開錠】
■開錠は物理カギのタイプとボタンで暗証番号を入力するタイプなどがある
【その他の錠前】
◎錠前はボックス本体と一体

★集合住宅用・個人用ともに一定数は普及している
【メリット】
◆施錠はほぼワンタッチで楽
デメリット
▲物理カギの紛失
▲錠前の交換が必要になったときの負担が大きい

カギをかけない配達員がいるのはなぜ?

ご自宅で宅配ボックスを使ったことのある方の中には「宅急便の荷物は入っているのに、カギがかけられていない」という経験をしたことがある方もかなりいらっしゃるのではないかと思います。

もちろん宅配ボックスに荷物を入れたら、施錠するのは基本中の基本ですよね。

しかし配達員がカギをかけていかないことには、いくつかの理由があります。

①ソフトボックスではよくあるが、南京錠が見当たらない(お客様があらかじめカギを排除している場合と、ボックス内のどこかに隠れている場合とがある)

②「次以降の荷物が受け取れなくなるため、カギはかけないでください」と指示するお客様もいらして、その理由に配達員は共感しやすい

③とくに宅配ボックスの容量に対して荷物が小さいと「ボックスのスペースはまだたくさんあるのに、これ以降の荷物をシャットアウトしてよいのか?」と、「指示以外の心配」をしてしまう

・・・あたりがカギをかけていかない理由になっていると思います。

実はこのときに「追加投入がしやすいタイプの宅配ボックスか」という点と「カギの開錠ナンバーを配達員が設定できるタイプかどうか」という点は、「配達員が施錠を躊躇するかどうか」にかなり大きな要因になっていると思います。

セキュリティの高い錠前とは?

どんなに強固な錠前であっても、配達員がカギをかけていかないようであれば、その荷物の安全は確保できません。

もちろんそのようなことはあってはならないことなのですが、カギの機能にも要因があると私は考えています。

「一度施錠したら、お客様が開錠するまで次以降の投函はできない」という南京錠やプッシュ式の錠前は、配達員が施錠を躊躇する原因になっているのではないでしょうか。

「帰宅は遅いのに荷物は頻繁に届く」というお客様の場合、たとえば午前中に荷物を宅配ボックスにお届けしても「午後の便でまた荷物が来るかもな」「でも施錠したら宅配ボックスはもう使えない」という懸念が生じます。

そんなときに配達員が開錠ナンバーを設定できるタイプの錠前であれば、少なくとも自分はその宅配ボックスを開錠して再度投入できるわけですから、午前中の配達でも小さな荷物でも、迷いなく施錠することができるのではないでしょうか。

私個人としては「お客様にしか開錠できない錠前」が「セキュリティの高い錠前」なのではなく「配達員がその都度開錠ナンバーを設定できるタイプの錠前」の方が、結果的には「セキュリティの高い錠前」になる可能性があるのでは、と考えています。

配達員が一度施錠した宅配ボックスを再度開けることについては、宅配を行う運送会社のコンプライアンスとの兼ね合いもあるかとは思いますが、このような「現場ならではの事情」も多くの方に知っていただければ幸いです。

これから宅配ボックスを購入したいと考えている方々は、ボックス選びの要件の中に「その都度配達員が開錠ナンバーを設定できるタイプの錠前」を入れていただくと、荷物の受け取りがよりスムーズになるかもしれません。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

この記事を書いた人
every

現役で宅配便の配達員をやっているeveryです。
相棒はH26年型のスズキEvery。
配達員の実践経験にもとづいて、スムーズな荷物の受け取り方法を提案しています。

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