こんにちは、配達員のeveryです。
みなさんは「宅急便(宅配便)のサイズ」って考えたことはありますか?
荷物を送ることがよくある方はだいたいわかっていると思いますが、荷物を受け取るばかりの方はあまりご存じないのではないかと思います。
でも受け取り側もある程度「宅急便のサイズ」についての知識があると、とくに「ウチは宅急便がよく来るから、そろそろ宅配ボックスを購入しようか・・・」などとお考えのときには、けっこう役に立ちます。

このページでは宅急便のサイズに関する【考え方】とその【使われ方】をざっくりと説明しますので、最後まで読んでいってくださいね!
前置き:「サイズ」には2つの意味があります
宅急便を扱っていますと、「サイズ」という言葉には2つの使われ方があることに気付きます。
ひとつは配達料金を決定するうえでの「サイズ」という使われ方、もうひとつは荷物の「外寸のみ」を示すときの使われ方です。
呼び方は同じ「サイズ」ですが、頭の中ではこれらを別のものとしてとらえておいた方がよいでしょう。
価格区分としての「サイズ」
宅急便の配達料金は【荷物のサイズ】と【輸送距離】によって決まりますが、このときの【荷物のサイズ】とは、運送会社が独自に定めた荷物の「価格の区分」です。
基本的には荷物の外寸(箱型ならば長辺Xcm・短辺Ycm・高さZcmの3辺の合計をセンチメートルであらわしたもの)に、【荷物の重さ】のファクターを加えたものになります。

ですので、たとえば荷物の長辺・短辺・高さの合計が60cm以内であれば、外寸としては「60サイズ」となります。
しかし60サイズの重量は「2kg以内」とされていますので、もし重さが「2kgを越えて5kg以内」であれば80サイズとなり、「5kgを越えて10kg以内」であれば100サイズ・・・のように、重さがその区分を超えると上の区分の荷物として扱われることになります。
逆に重さが2kg以内(60サイズの上限以内)であっても、外寸の合計が「60cmを越えて80cm以内」であれば80サイズ、「80cmを越えて100cm以内」であれば100サイズ・・・という扱いになります。
ヤマト運輸の荷物サイズについては、こちら『宅急便のサイズについて』に案内があります。
単純に外寸としての「サイズ」
一方、荷物の重さとは関係のない【外寸としてのサイズ】もあるんですね。
お引越しの荷造りや宅急便を送る目的で、「段ボール箱」を購入することはよくあるかと思いますが、その中には宅急便のサイズ区分を意識した段ボール箱も数多くあります。
この場合、当然ですが【荷物の重さ】のファクターは無視して、単純に外寸(長辺Xcm・短辺Ycm・高さZcmの3辺の合計)だけで【価格区分としてのサイズ】に当てはめ、規格化しています。

ですから、たとえば「東京にいる姪っ子に差し入れを送りたいな・・・」と考えてダンボール箱を選ぶとき、宅急便を使い慣れている人は「80サイズの箱でいいかな? それとも100サイズ?」などと考えたりします。
このときの「80サイズ」「100サイズ」は【外寸としてのサイズ】ということになりますね。
同じサイズでもさまざまな形があります
この【外寸としてのサイズ】は、荷物を受け取る側が「購入目的で宅配ボックスを選ぶ」というときにも役に立ちます。
「この宅配ボックス、100サイズは入るかな?」みたいな感じですね。
しかし実はこのとき「3辺の合計」というのが曲者(くせもの)なのです。
下の図にあらわした箱A・B・C・Dはどれも3辺の合計が60cm(センチメートル)なのですが、箱のプロポーションはそれぞれかなりちがいます。

そのため箱のプロポーションがちがえば【外寸としてのサイズ】が同じでも、宅配ボックスに入ったり入らなかったりすることになります。
残念ながら、すべてのタイプを受け入れられるわけではありません。

宅配ボックスを用意するときは、どんなタイプを基準で考えたらいいの?
では私たちがこれから宅配ボックスを選ぶときには、どんなタイプの箱を基準にしたらよいのでしょうか?
私が配達の現場で手にすることが多いのは、やはりAのタイプかBの平たいタイプです。
どちらも基本的には「荷物の形」に合わせて選ばれていると思いますが、「荷物の形」以外で選ばれる場合もあります。
その場合、Aのタイプは深さがややあるので「積み重ねても問題のないものをいくつも入れるとき」に使われているように思います。
果物でいうと「みかん」や「柿」なんかそうですし、「引っ越しのときの衣類や雑貨」などもこのタイプの箱が多いでしょう。

逆にBのタイプの場合は深さがないので「積み重ねしたくないものをいくつも入れるとき」や「形を崩したくないものを入れるとき」が多いと思います。
具体的にはたとえば桃などのデリケートな果物や、アパレル商品などで折り目を少なくしたい場合に使われているような気がしますね。
ダンボール箱を購入するときの参考にしてみてください。
その宅配ボックス、どのサイズまで入りますか?
宅配ボックスを設計するメーカーも上記のような現状は承知しているでしょうから、おそらく先に述べたAのタイプあたりを「標準」「基準」と考え、Bの平たいタイプを「その次」として考慮に入れているのではないかと思います。
では最後に、宅配ボックスのサイズと箱のサイズの関係をざっくりと示していきますね。

宅配ボックスを選ぶときに、問題になりやすいのは標準的な80サイズ・100サイズ・120サイズが入るかどうかのあたりでしょう。
というのも、60サイズが入らない宅配ボックスはまずありませんし、140サイズ以上が入る宅配ボックスもめったにないからです。
ダンボール箱の専門店では、Aのタイプの中にもさらに何通りものバラエティーがありますから、それらのバラエティーを80サイズ・100サイズ・120サイズの中からそれぞれ3つだけ選んで表にしてみました。
| 長辺 | 短辺 | 高さ | 合計 | |
| 80サイズ(1) | 35 | 26 | 19 | 80 |
| 80サイズ(2) | 36 | 26 | 17 | 79 |
| 80サイズ(3) | 38.5 | 27.5 | 14 | 80 |
| 100サイズ(1) | 43.8 | 33.6 | 21.5 | 98.9 |
| 100サイズ(2) | 41 | 31 | 22 | 94 |
| 100サイズ(3) | 44.6 | 32.3 | 15.5 | 92.4 |
| 120サイズ(1) | 54 | 39 | 26.4 | 119.4 |
| 120サイズ(2) | 53.6 | 38.6 | 26.2 | 118.4 |
| 120サイズ(3) | 50.8 | 40.8 | 23.6 | 115.2 |
宅配ボックスを購入しようと思ったときに、ボックスの内寸と比較するのにご利用下さい。
再度お断りしておきますが、これは先に示した標準的なAのタイプの参考寸法です。
Bの平たいタイプでは「高さ」の数値が下がった分、長辺や短辺の数値が上がります。
そのため「標準的な箱なら120サイズでも入ったんだけど、平たいタイプは入らなかった」なんていうことはよくありますので。
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いかがでしたでしょうか?
荷物を送るために段ボール箱を買うとき、荷物を受け取るために宅配ボックスを買うとき、ぜひこの【宅急便のサイズ】を思い出してください。
ご事情に合わせた選択にきっと役立つはずです。
最後までお読みいただき、まことにありがとうございました!



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