こんにちは、配達員のeveryです!このページを開いてくださり、誠にありがとうございます。
さてみなさんは、
「明日使うつもりで買ったコスメが配達に来たらしいんだけど『投函できませんでした』になってたww」とか、
「午前中に『配達中です』だったはずの投函の荷物が、なんで今『持ち帰りました』になってるの!?」
・・・なんていう、「ポスト受け取りの荷物が受け取れなかった経験」はありませんか?

あるいは、
「ハンパに差し込まれた投函小物が、雨でビショビショに濡れちゃってるww」とか、
「ポストからはみ出した部分って、個人情報丸見えじゃない?」
・・・なんていう不快な経験はありませんか?
これらはすべて、投函物がポスト(郵便受け)に収まりきらないこと、つまり「サイズオーバー」によって発生している事例です。

では、どのようにしたらこのような残念な事態を防げるのでしょうか?
バリバリ現役の配達員が実体験をもとに、荷物がサイズオーバーで持ち戻りにならない、そして荷がすっぽり収まる「フルサイズのポスト」について、図解入りでしっかり解説していきます!
ネコポスやゆうパケットの「サイズオーバー」の背景
私が配達をしているとき、ネコポスなど小型の投函用の荷物(ここでは「投函小物」と仮称します)がポストに入らず、持ち戻りして当日の夜間以降に再配達することが結構あります。

とくにハードボックス(段ボールやボール紙製の薄い箱)で、厚さ2~3cm×A5~A4サイズ程度のものが多い印象です。
この「投函小物の持ち戻り→再配達」は増えているという実感があるのですが、これには原因が4つほどあるのではないかと考えています。
①運送会社側の方針
まずは基本的に「対面・手渡しでなければ配達のコストを抑えることができる」というメリットについて、運送会社の投函小物への期待が大きいのではないでしょうか。

運送会社各社は「競争力の向上のために、小型の荷物をお手頃な料金で、しかも手軽にポスト投函で受け取れる(=対面配達ではなくてよい)という【商品ラインナップ】を充実させたい」という方針に見えます。
そのために投函小物の適用範囲が広がり、多様化・大型化・ハードボックス化が進む要因になっているのではないかと推測します。
②個人トレードの増加
メルカリやヤフオクなど個人間【C to C】でのトレードが増えており、配送コストを抑えて売り上げの利幅を確保するために、投函小物としての流通が増えているようです。

またハードボックスは投函小物としてのサイズ規格に合わせやすいため、専用の段ボール箱なども開発・販売されています。
③各事業者の意向
自社の商品を投函小物として発送する各事業者が、商品に【高級感や信頼感】のイメージを与えるため、自社デザインのハードボックスを使うことが増えてきているようです。

消費者のニーズもあいまって投函小物での商品の流通は増えてきており、各事業者にとっては大きなチャンスになっているでしょう。
私の肌感覚で言うと、とくに健康食品とアパレルのハードボックスは増えてきているように感じます。
④受け取る各家庭の現状
このような投函小物の大型化・ハードボックス化の現状があるのに対して、いまだに一部の家庭ではハガキや小さな封書サイズしか受け取れない「昭和時代の規格」の古いポスト(郵便受け)を更新せずに、そのまま使っています。

とくにハードボックス化の影響は深刻で、従来の封書などとちがって少しの変形もできないため、A4だけでなくB5やA5サイズであっても、古い規格のポストには入りません。
ネットショッピングの増加はもちろん、②の個人間トレードが伸び続けていることと、③の【高級感や信頼感】への期待を考えれば、ハードボックスの投函小物は今後も増え続ける可能性が高いと思います。
・・・つまり、現状のままですと「投函できませんでした」の荷物はこれからも増える、ということなんでしょうね。
こんな現状に対して、私は再配達に伺ったとき、お客様にポストの追加や更新、あるいは宅配ボックスの設置などをお声がけしています。

では、どんなサイズのポストがよいのでしょうか?
ネコポスやレターパックなどを確実に受け取るには「投函口サイズ」と「奥行きサイズ」が重要!
まず前置きですが、これから説明する「フルサイズのポスト」は、私everyの造語です。
その意味は「大手運送会社の各社が提供する『投函小物』を、すべて受け入れ可能なサイズを持つポスト」を指します。
「受け入れ可能なサイズ」とは、ポストの外寸法ではなく「投函口内部の寸法」になります。

【A.投函口の開口部の幅】【B.投函口の開口部の厚さ(高さ)】と、そこから入れた荷物を変形させずに全体がすっぽり納まる【C.奥行き】の、3つの寸法によって定義されるのが「ポストのフルサイズ」です。
ではさっそく結論です。
一般家庭用の「フルサイズのポスト」の寸法とは、現在ですと投函口内部の寸法が
①A.幅27cm B.厚さ約4cm C.奥行き35cm以上(縦にして入れる場合)
②A.幅35cm B.厚さ約4cm C.奥行き27cm以上(横にして入れる場合)

という感じになります。
ご家庭のポストを新規購入・追加購入・交換する場合には、このサイズをクリヤーしている「フルサイズ」のポストを選びましょう!
また法人用の「フルサイズポスト」の投函口内部の寸法は、
③A.幅31cm B.厚さ約4cm C.奥行き41cm以上(縦にして入れる場合)
④A.幅41cm B.厚さ約4cm C.奥行き31cm以上(横にして入れる場合)

・・・という具合になります。
では、なぜフルサイズにこのような寸法が必要になるのかを、少し解説しておきましょう。
そもそも投函小物にはどんな種類やサイズがあるの?
宅急便・宅配便の大手3社である【ヤマト運輸】【佐川急便】【日本郵便】が提供する「投函小物」のサービスと各寸法をまとめてみました。
ヤマト運輸の投函小物は【ネコポス】【こねこ便】【クロネコゆうメール】【クロネコゆうパケット】の4つで、ここに【Amazonの投函小物】が加わります。

重量が1kgと共通で、【Amazonの投函小物】は【ネコポス】より多少大きいものが許容されています。
佐川急便の投函小物は郵便局との連携で、飛脚ゆうパケットは1kgまで、飛脚ゆうメールは3kgまでの重さが許容されています。

※【飛脚メール便】は他の投函小物より一回り大型ですが、法人間のみの取り扱いになっていますので、一般家庭のポストには関係ありません。
郵便局の投函小物は、外寸法がどれも3cm×約25cm×34cmの標準的なサイズにそろっています。

ゆうメールとゆうパケットは1kgまでですが、レターパックライトは4kgまでの重量を許容しています。
各社の最大サイズを考慮すると、一般家庭向けの投函小物自体のフルサイズは、

【厚さ3cm×短辺26cm×長辺34cm】程度ということになります。
→ここから、荷物を受ける「ポスト内部の寸法」は、「投函小物のフルサイズ各辺に1cmずつの余裕を足した

【厚さ約4cm×短辺27cm×長辺35cm】が一般家庭用ポストのフルサイズとなるわけです。
同様の理由で法人向けの投函小物自体のフルサイズは、飛脚メール便の大きさ30cm×40cmと、他の投函小物の厚さ最大3cmを考慮して、

【厚さ約3cm×短辺30cm×長辺40cm】となります。
→ここから、荷物を受ける「ポスト内部の寸法」は、「投函小物のフルサイズ各辺に1cmずつの余裕を足した

【厚さ約4cm×短辺31cm×長辺41cm】が法人用ポストのフルサイズとなるわけです。
そして、このようにしっかりした「奥行き」が必要な理由は、投函小物が【薄い封筒やビニール袋などでできたソフトバッグ】なのか、

それとも【厚いボール紙や段ボールでできたハードボックス】なのかによって、投函のしやすさが大きく変わってくるからなんです!
折り曲げられない投函小物には「フルサイズのポスト」が必要!
薄い封筒やソフトバッグの場合は変形が可能なので、投函口と垂直に奥行きが確保されていなくても、内部にすべりこませることができます。

その結果、投函口さえ通れば、全体をポスト内に収められる場合が多いんですね。
しかしハードボックスの場合、そうはいきません。

投函口のサイズが十分であることは当然ですが、変形ができないため、投函口から垂直方向の奥行きがしっかりと必要になります。
ここから、ハードボックスがすっぽり入るポストの構造は、ざっくりと以下のような感じになります。

ここまでご理解いただけましたでしょうか?
「ポストに入りませんでした」が発生しやすいのはこんなタイプ
私が配達をしていて、実際に「ポストに入りませんでした(サイズオーバー、投函不能)」が発生しやすいのは、主に以下の2つのタイプです。
①そもそも投函口の開口部の寸法が足りない

「かわいいポスト」ってけっこう人気があるんですが、ハガキや小さな封筒しか入らないものは、残念ながら宅配便・宅急便の配達側から見ると「持ち戻り→再配達」の手間を増やしているポストと言えるんです。
②薄型・正面差し込みのタイプで奥行きが足りない

薄型のボディとすっきりしたデザインは、おしゃれな玄関先にピッタリなんですが、正面から差し込むタイプの場合、ハードボックスはほぼ入りません。
あなたのお家のポストはどうでしょうか?
もしも上の2つのようなタイプだとしたら、この機会にポストの追加・更新のご検討をお願いしたいです。
フルサイズポストはこんなタイプ
ハードボックスの投函小物がすっぽり入る「フルサイズポスト」は、こんなタイプになります。
【A.カギを使わないタイプ】
【B.外付けのカギが使えるタイプ】
【C.カギが装備されているタイプ】
の3つに分けて例を挙げてみますね。
【A.カギのないタイプ】
基本的にカギを使わない最も簡素なタイプで、プラスチック製が多く、金属製もあります。

メリットは低価格なこと、デメリットはセキュリティの無さですが、アパートから戸建てまで使っている方はかなり多いと思います。
大きなものは宅急便の80サイズくらいまで入るので、宅配ボックスと兼用にしている方も多いですね。
【B.外付けのカギが使えるタイプ】
金属製や木製のものが多く、メリットはカギをかけていなければ60~80サイズ程度の宅急便も受け取ることができる点です。
本体にカギが装備されているわけではありませんが、付属または別売の南京錠やナンバー錠などでロックすることはできます。

木製のものなら、DIYで掛け金をつければカギを使うこともできますね。
デメリットはそれほど安価ではないことと、セキュリティの緩さです。
【C.カギが装備されているタイプ】
シリンダー錠やダイヤル錠、最近ではプッシュ式のナンバー錠などが、あらかじめ本体に装備されているタイプです。

ほとんどが金属製で、メリットはセキュリティの高さ、デメリットは価格帯が高い方に寄っているというところです。
新築の戸建てなどでは、このタイプが中心になると思います。
くれぐれも忘れないでいただきたいのが「フルサイズ」を優先することです。
まずは「フルサイズポスト」であることを確認し、それからカギの種類(セキュリティの度合い)、そしてデザインという優先順位で選んでいただくと、下の図の上段①~④のように初回の配達でストンと投函できる「賢いポスト選択」になります。

先にデザインで選んでしまうと、フルサイズの投函小物が入らず、上の図の下段①’~④’のように、そのたびに「持ち戻り→再配達」という手間の原因にもなりかねません。
現在、再配達が有料になるという話は具体的にはないと思いますが、万が一有料になったらポストを買い替えることになるのは間違いないでしょうね。
最後になりますが、実際にポストを購入するときには、これまでお話してきた「フルサイズポスト」という考え方に加えて「宅配ボックスとの組み合わせ方」という視点を持つと、さらに賢い選択ができます。

これについては『ポストと宅配ボックス、どんな組み合わせがいい?賢い選び方を解説!』で詳しく説明します!
最後までお読みいただき、大変ありがとうございました!



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