宅急便・宅配便の伝票に電話番号って必要?固定電話とスマホでは?

注文や発送

こんにちは、配達員のeveryです。

このページを開いてくださり、誠にありがとうございます。

みなさんは宅配便で荷物を送るとき、先方の電話番号欄やご自身の電話番号欄には固定電話(いえ電)を記入しますか?あるいは携帯・スマホの番号を記入しますか?

「・・・それ、いつも迷うんだよな」という方も多いのではないでしょうか。

また、「電話番号自体を記入しない」という方もいらっしゃるでしょうか?

もしかしたら「それは『個人情報』だから書かないほうがいい?」・・・と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

このページでは、そんな「宅配便における電話番号の役割」を、しっかり解説していきます。

携帯・スマホの番号は宅急便・宅配便のお届けに超重要です!

まず結論です。電話番号はしっかり記入してください!

それも可能なかぎり携帯やスマホの番号でお願いします。

なぜなら、固定電話(いえ電)の番号が役に立つのは、どなたかがご自宅にいるときだけだからです。

お留守のときに固定電話はほぼ役に立たないと理解してください。

宅配便の配達の現場では、だいたい以下の2つのケースくらいしか該当しません。

①まだ地図に載っていない新築のお宅や、住所の不備などで配達員がお住いの位置がわからないとき、ご在宅の方がいれば固定電話も役立ちます。

②配達員がチャイムを鳴らしても、チャイムの故障やお留守番の方の耳が遠くて、聴こえていないとき。

固定電話を鳴らすと、気付いていただけることがあります。

ところが、宅配便の受け渡しに不明な点や何らかの支障が出るのは、「ご自宅に誰もいないとき」が、ほとんどです。

ご自宅の固定電話に出られる誰かがいらっしゃるときには、直接お話ができますし、お荷物を受け渡しできるわけですから、不明な点も支障もほぼ解決します。

つまり配達の現場で固定電話に電話をする必要は、あまりありません。

これに対して携帯・スマホの番号であれば、ご自宅に誰もいないときにでも、さまざまな場面で役に立ちます。

ですから、通販やネットショッピングでアカウント登録(ユーザー登録)をするときには、ぜひ携帯やスマホの番号でお願いします!

ちなみに、すでに全世帯の1/3は固定電話を持っていませんし、若い世代はスマホだけが普通です。

(2022年度総務省『通信利用動向調査』より)世代別の固定電話の普及割合
20代6%
30代15%
40代51%
50代73%
60代85%

以前にNTTが発行していた『ハローページ(個人の氏名・電話番号・住所を50音順に掲載した電話帳)』をご存じの世代の方は「固定電話の番号があれば、正確な住所が自動的にわかる」と思いこんで固定電話番号をご記入される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし「市外局番」と「市内局番」でおおよその地域まではわかっても、その下の4ケタの「加入者番号」でご自宅の位置を特定できるものではありません。

電話番号は住所特定のためではなく、あくまでお荷物の受け渡しに不明な点や支障があったときに、お客様に直接連絡をとるための手段です。

ギフトや差し入れを贈るときも、先方がお留守の場合を考えれば、携帯やスマホの番号の方が断然、役に立ちます。

電話番号書きたくない・・・個人情報保護法との関係は?

もしかすると、お届け先(他人)の携帯・スマホの番号を記入することが「個人情報保護法に違反する」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし個人情報の不適切な管理や、許可された目的以外の使用、漏洩(ろうえい)などが問題になるのであって、配達に必要な情報を記入すること自体が問題なのではありません

もし必要な情報の記入が問題ならば、先方の固定電話番号の記入も問題ですし、そもそもお届け先住所の記入も問題ということになってしまいます。

(ただしこれらは、個人情報を取り扱う側が「個人情報取り扱い事業者」であることが前提で、純粋な個人が他人の個人情報を取り扱ううえでは「個人情報保護法」は適用されません)

また個人の間ならば「プライバシー権の保護のうえで問題」という考え方もあると思いますが、個人のプライバシーという情報は、隠せば隠すほどメリットがあるものではありません。

情報を隠すことで得られる「安全性」と、情報を隠すことで損なわれる「利便性」とは、常に天秤にかけられています。

もちろんそれらを考慮して「どんな情報をどれだけ公開するか」を決める権利は、個人情報を持つ「本人」にあることは間違いありませんので、それを他人が勝手に記入するということに抵抗があることはよくわかります。

・・・これについては、現段階では「形態・スマホの番号を本人から聞いた際には『宅急便・宅配便を送るとき、送り状に書いてよいか』と、確認しておくのがもっとも無難でしょう。

もちろん、お届け先の電話番号のご記入がなくても、配送会社はお荷物を受け付けることができます(送り主の電話番号は通常、必須です)。

しかしお届け先の電話番号がないために、お荷物の受け渡しに支障が出ることは多々あり、それを私たち配達側はよくわかっているんですね。

次のコーナーでは携帯・スマホの番号がないために、どのような支障が解決しづらくなるのかを解説します。

携帯・スマホの番号がないと、どんな場面で不便なのか?

【まだ地図にない新築で、お届け先の位置がわからないとき】

だいたいの場所まで行ってみてわからなければ、我々配達員は直接お客様に電話をかけてご自宅を確認しようとします。

その際、固定電話を受けられるお留守番の方がいらっしゃれば連絡がとれ、お届け先の位置が判明します。

しかしお留守の場合、お届け先の位置は不明なままですので、荷物は持ち戻って配送会社の営業所やセンターで「調査」ということになります。

すると営業所ではどなたかが帰宅するまで何度もお届け先の固定電話に電話をしなければなりません。

さらにお届け先の電話番号そのものが記入されていなければ、配送側は送り主に連絡をとってお届け先の情報を調査しなければなりません。

・・・でしたら「送り主の方は始めからきちんと記入してください」ってことなんですよね。

【住所の不備;すでに転居されていたとき】

これも地図にない新築のお宅と同様、固定電話に出る方がいなければ、転居先の位置はまったく不明です。

固定電話なら「この番号は現在使われておりません」という結果になることも多いですね。

通常は持ち戻って、営業所で「調査」ということになります。

【住所の不備;同番地が複数あるのに表札が出ていないとき】

携帯・スマホの電話番号がなく、固定電話に出る方もいなければ、お届け先が確定できないので、お荷物をお届けできません。

たとえ宅配ボックスがあっても、または「玄関前に置き配」などと配達アプリの指示が出ていても、あるいは「不在のときは物置へ置いてください」などの表示があったとしても、配達はできません。

他所(よそ)のお宅かもしれないので。

携帯・スマホの電話番号がなく、固定電話に出る方もいなければ、配達員は同番地のお宅を全戸訪問して「どのお住いなのか」を特定するか、あきらめて荷物を「持ち戻り」をするしかありません。

しかし多くの場合は他の配達に支障が出るので、たいていは全戸訪問をせずに「持ち戻り」となります。

その後、営業所やセンターではご自宅にどなたかが帰宅されて連絡がつくまで固定電話に電話をかけ、そこからようやく再配達の手配・・・ということになります。

【住所の不備;番地プレートも表札も表示されていないとき】
【住所の不備;お届け先のお名前が表札と一致しないとき】

(お届け先のお名前が「旧姓」「ニックネーム」「店名」などのとき)

携帯・スマホの電話番号がなく、固定電話に出る方もいなければ、お届け先が確定できないので、お荷物をお届けできません。

たとえ宅配ボックスがあっても・・・(以下同文)

他所(よそ)のお宅かもしれないので。

【お届け先の位置は確定できているが、お留守で宅配ボックスもないとき】

お留守のお宅に宅配ボックスがなく、置き配の許諾もなければ、お荷物はお届けできません。

【品名に「食品」とあるが、生ものが入っているかどうかがわからない】

乾物や缶詰・日持ちのするものなどは、置き配や宅配ボックスへのお届けができます。

しかし傷みやすい【生もの】は置き配や宅配ボックスへのお届けができません。

携帯・スマホの電話番号がなく、固定電話に出る方もいなければ、【生もの】が含まれていないことが確認できないので、手渡し以外のお届けはできません。

「お菓子」と書かれていても「クッキー」なのか「チーズケーキ」なのか・・・微妙すぎますよね(笑)

・・・こんなふうに、我々配達員が悩む場面は実際にいっぱいあるんです。

携帯・スマホの番号があれば、こんな風に解決できます!

では上記のような困った場面に携帯・スマホの番号があったとき、これらの支障はどのように解決できるのかについて解説しますね。

【新築・転居・同番地・表札なし・名前がちがう・ボックスなし・生ものかどうか不明・・・など

ご自宅にどなたもご不在の場合でも、受け取り主の方が出先で携帯・スマホへの連絡に応えてくださった時点で不明な点が判明し、指示にしたがっての配達が可能になります。

現場付近から配達員がかけた電話にすぐ出てくだされば、お届け先に直行できることもあります。

【補足】

※世帯の合併や分離などでお苗字が変わった場合、以前から登録していた通販やネットショップのお苗字もチェックして、新しいものに書き換えてください。

※ご同居の場合やハンドルネームの場合は「○○方」など、主となる世帯のお苗字を書き添えてくださると判別しやすくなります。

※個人で開業されている方は、店名や屋号にお苗字を書き添えてくださると判別しやすくなります。

携帯やスマホの番号が記入されていると、かなり多くの場面でスムーズな配達に役立つことが、ご理解いただけましたでしょうか?

さらにそのスピードは固定電話よりもずっと速く、受け取り主の方がご帰宅される前に【お荷物を配達できないさまざまな原因】が判明し、荷物を早期にお届けできる可能性が高くなるのです。

では具体的に、どれだけのスピードの差が生じる可能性があるのでしょうか?

たとえばこんな状況を例にとってみましょう。

「配達で午前中にお伺いした」
「しかし同番地が多くて表札もない」
「その結果お届け先が確定できない
(ちなみに受け取り主様は外出中)

・・・という状況で、不在票も投函できず、受け取り主様にその場で電話連絡を試みたとします。

電話連絡の条件を【電話番号なし】【固定電話に連絡】【携帯・スマホに連絡】の3通りに分けてみました。

あくまで私の肌感覚ですが、その結果はこんな感じになるかと思います。

(スマホでご覧の方には字が小さいので、スマホを横にして見るとよいかもしれません)

携帯・スマホなら、早ければその場で届け先が確定し、配達完了できることも少なくありません。

またその場で電話に出られなくても、昼休みの時間帯に折り返しの電話をくださるお客様もけっこういらっしゃるので、その場合は当日の夕方までに配達完了することもかなりあります。

携帯やスマホの番号が、問題のスピーディーな解決に役立つことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

このブログの「はじめに」でお話ししたとおり、持ち戻りのないスムーズな配達は、関係者すべてによい影響を与える「六方よし」なんですよね。

今日から宅配便の伝票(送り状)には、しっかりと電話番号を、できれば携帯・スマホの番号をご記入していただきますよう、私everyからお願いいたします!

個人情報の表示が気になる方はヤマトの「匿名配送」がおススメ!

「持ち戻り→再配達」の負担は宅配業界全体で問題視されており、2026年あたりから、宅配便の「置き配」が標準化される可能性が高くなってきました。

これにともなって置き配された荷物現物の「盗難」や、荷物ラベルへの「個人情報の表示」について懸念が示されているようです。

盗難への対処は「宅配ボックス」が効果的だと思いますが、個人情報の表示が気になる方は、ヤマト運輸で匿名の配送ができる「宅急便をスマホで送る」のご利用をご検討ください。

ちなみに私が取り扱ったことのある匿名配送のラベルは↓こんな感じでした。

住所氏名が表示されていないため、お客様には安心です!

・・・しかし我々配達員にはちょっと負担が増えるかな、と感じます(お届け先を確認するたびにバーコードのスキャンが必要なので)。

では最後になりますが、電話と言えば・・・

特殊詐欺には気をつけてくださいね!

最後までお読みいただき、大変ありがとうございました!

この記事を書いた人
every

現役で宅配便の配達員をやっているeveryです。
相棒はH26年型のスズキEvery。
配達員の実践経験にもとづいて、スムーズな荷物の受け取り方法を提案しています。

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